円:再就職先としての日銀

 来年の今ごろは、日銀総裁人事をめぐり報道各社の空中戦が繰り広げられていることでしょう。黒田東彦総裁は消費者物価指数(CPI)の2%上昇目標を達成できない見通しのため、交代は必定とみられています。その際、2代続けて官僚OBが総裁に就任することは可能なのでしょうか。  文部科学省が組織的に元幹部に大学などの再就職先をあっせんしていた、いわゆる「天下り」問題の報道から、次期日銀総裁人事にも影響…

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南アランド:喜望峰のような崖っぷち

 南アフリカの混とんとした政治情勢を反映するように、通貨ランドはもみあいが続いています。足元では上昇基調のドルに対し底堅い値動きですが、ズマ大統領の後継選びをめぐり政局が流動化した場合には格下げの可能性もあり、今年12月に予定される最大与党、アフリカ民族会議(ANC)の党首選まで目が離せません。  2月9日の南アフリカ議会で、ズマ大統領の演説中にやじを飛ばした野党の急進左派「経済的解放…

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イスラエルシェケル:トランプ政権に翻ろう

 米大統領選後に上昇基調が続いていたイスラエル通貨シェケルは、ここへきて伸び悩んでいます。「救世主」と期待されたトランプ米大統領の対イスラエル政策が不透明なためです。今後の中東和平に絡む神経質な問題も予想され、株高や通貨高の軌道に乗るには時間がかかるかもしれません。  国連安全保障理事会は昨年12月23日、イスラエルによる東エルサレムを含めたパレスチナの占領地でのすべての入植活動に関し、即…

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